レイ=ジャーディン(Ray=Jardine)とは
レイ=ジャーディン(Ray=Jardine)とは
1970年代にヨセミテ(アメリカ、カリフォルニア)で活躍したクライマー。
厳選した荷物を詰め込んだ、丈夫なパッドもフレームも入っていないバックパック。
その重さ10ポンド(約4.5Kg)を背負い、数千マイルもの距離を移動する登山スタイル=ウルトラライト・バックパッキング。
そのスタイルを体系化して広めたのは、登山家であり探検家、
またロケット工学のスペシャリストで
クライマー、カヤッカー、スカイダイバーと多彩な顔を持つレイ=ジャーディンだった。
彼は、1980年代後半から、ロングトレイルのスルーハイクに傾倒していった。
実践を積み重ねてゆく過程で、ライトウェイトでシンプルな方法論を確立し、
最終的にレイ=ジャーディンのバックパックは
ベースウェイト8.5ポンド(3.85 kg)
という域に達した。
こうした実践に基づいた方法論は改訂ごとにまとめられ、
1992年には、「
PCT Hiker Handbook」を刊行し、
2000年には「
Beyond Backpacking」と改訂、
ウルトラライト・ハイキング(ULH)の思想と方法論をはじめてカタチにした革命的一冊となる。
彼の実績と著作が、ウルトラライト・ハイキング(ULH)というムーブメントの起爆剤になった。
⇒
「Beyond Backpacking: Ray Jardines Guide to Lightweight Hiking 」
2008年には、「Trail Lite」に改訂された。
⇒
レイ=ジャーディンのサイト
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